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【新人遠藤が行く!蔵元実習記 】
スタッフブログ 2020.02.22昨年10月に入社した遠藤と申します。
広島の日本酒が好きすぎて、生まれ育った関東から移住しちゃいました。
入社して約4ヶ月。
先日、神石高原町の三輪酒造様(代表銘柄:神雷)で一泊二日の実習へ行ってきました!
今回はその内容と魅力についてお伝えしていこうと思います。
〜1日目〜
午前中に胡町の大和屋酒舗を出て、向かうは神石高原町。
途中で名物「府中焼き」のランチを挟みながらまずは道の駅へ。
名産品に気を取られていると、「神雷」コーナーに見覚えのある人影が・・・。
これから向かう三輪酒造さんの蔵人・津川さんが配達中でした!
簡単に挨拶をして、いざ蔵へ!!
三輪酒造さんに到着後、蔵元杜氏である三輪さんに酒蔵の中を弊社代表・大山と一緒に案内していただきました。
創業300年以上、伊能忠敬の測量隊が宿泊したこともあるという歴史を感じつつ、近年人気の高まっている「神雷」の蔵を見学させていただきました。
広島市内へ帰る社長を見送り、ついに蔵の仕事がスタートです。
まずは酒粕剥がしを蔵人の牛丸さんと行いました。その後は醪(もろみ)の温度検査、麹室での切り返し等々を他の蔵人さんたちに交じりながら作業。醪の「ぷくぷく。。ぴちぴち。。」と活動する様子は何度みても愛おしい存在です。(できることなら成長を見届けたい・・・!)
この日の宿泊先はなんと、三輪家!!
作業の後は、シャイながらも礼儀正しく、とっても可愛いお子さんたちを含む、三輪さんの優しいご家族と一緒に美味しく楽しい食卓を囲みました。食べ終わったらのんびりして就寝・・・とはならず、三輪さんのお仕事は続きます。醪の見回りに少しだけ同行し、一足お先に就寝。慣れない作業の疲れと、気持ち良いお布団のおかげでぐっすり眠れました。
〜2日目〜
三輪さんの朝は早く、6時半から作業スタートです。
醪の状態チェック、櫂入れを済ませます。蔵人さんたちは8時から始業なので、それまでに朝食を取り、全員が集合したら、当日のスケジュールが発表されます。誰がいつ、どんな事をするか三輪さんから指示があり、各々持ち場へ。
この日のメインイベントは大吟醸の斗瓶取り。
三輪酒造さんの珍しい斗瓶に少し驚きながらも、本やインターネットでしか見た事のない斗瓶に感動を覚えました!!
お昼休憩のあとは、初めてのラベル貼り。
明日大和屋へ出荷する分と聞いて、俄然やる気が入ります(笑)手早く、綺麗に貼れるように心がけました。その他、洗い物や作業の見学をしてあっと言う間に二日間の実習が終了しました。
神雷の特徴は「米味豊かで、清涼感のある味わい」です。
それは意図的なものではなく三輪酒造のある環境や代々受け継がれてきた土地で醸した結果だと三輪さんからうかがいました。今後はさらに次のステップとして生酛に力を入れていきたいとも。
三輪さんご自身は、「ハデなことはできず、真面目にしかできない」と自らおっしゃった言葉が人柄を表すように、また、「しんらい」のお酒の響きの通り信頼できる存在です。
何度かお会いする中でも感じていましたが、今回ますますその思いが強くなりました。
最後に。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございます!
現在、店舗では三輪さんが毎年ラベルを描かれている「蔵人ラベル」をはじめ、様々な「神雷」を取り扱っておりますので、ぜひお店にお越しください♪