ドイツ・バーデンから今世界的にも注目されているフーバー醸造所
当主ユリアン・フーバー氏をお迎えしての昼はセミナー、夜の部でメーカーズディナーが開催されました。
その様子をご紹介します。

 
フランスとスイスとの国境線沿いに位置し、ドイツで最も温暖な地、バーデン地方で最も注目を集めているのがフーバー醸造所です。
ドイツで最も権威のあるワインガイド「ゴーミヨ」にて2008年度最優秀醸造家賞を受賞、さらに2011年度は他を寄せ付けず、赤ワイン賞3冠に輝いています。
 

 
そのフーバー醸造所のセミナーが、現当主ユリアン・フーバー氏をお招きし2019年2月に行われました。
 

 
セミナーに準備されたのはこの5銘柄
 
(1)フーバー ブランドブラン ゼクト ナトゥーア 750ml ￥7,000
⇒【スパークリングワイン】シャルドネ100％、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵。きめ細かい泡のエレガントな味わい。
 

(2)ミュラー トゥルガウ マグナム 　1500ml　￥8,800
⇒【白ワイン】フルーティでマスカットのような香りと、軽やかながらも芯のある味わい、旨味のある限定マグナムボトルの辛口白ワイン
顔くらい大きなブドウ。収量を抑えて凝縮感が得られるように栽培。ライトでフレッシュ、フードペアリングが多彩な白ワインとして紹介されました。
 

(3)マルターディンガー　ヴァイサーブルグンダー＆シャルドネ　750ml　￥6,000
⇒【白ワイン】60%ピノ・ブラン40%がシャルドネ。2種をバランス良くブレンドした初リリース。
通常より少し早めに収穫し「フレッシュでエレガント」な味わい。
 

(4)マルターディンガー シュペートブルグンダー　750ml ￥5,000
⇒【赤ワイン】2～3回使った樽で12ヶ月以上熟成のミディアムボディ
果実味のあり、若飲みも可能だが、2～3年置いても楽しめるポテンシャルのある1本。
 

(5)シュペートブルグンダー 「アルテ・レーベン」　750ml　￥10,000
⇒【赤ワイン】樹齢20～40年のぶどうから新樽で１８ヶ月以上熟成。
ドイツワインのイメージを覆す本格派。樹齢が古ければ根が土深くに達し、ぶどうの根から養分を吸い取る古木らしい滋味深い味わい。５～8年寝かしても楽しめるポテンシャル。
 

ぶどう栽培から醸造までこなすユリアン・フーバー氏。
わずか20年でドイツワインのトップへ上り詰めた天才醸造家ベルンハルト・フーバー氏を父に持ち、自らもその才能を認められる存在です。
醸造所の歴史に始まり、ぶどう栽培・醸造方法や味わいなど多岐に渡り丁寧にご説明くださいました。
 

フーバー醸造所の歴史に欠かせないのがその「土壌」
古文書によると、13世紀にフランスの修道僧によって、フーバー醸造所のある「マルターディンガー村」がブルゴーニュ地方の銘醸と同じ土壌・気候風土と酷似していることから、ピノ・ノワール種の栽培の地として選ばれた。
と記載されており、そこからフーバー醸造所の歴史はスタートしました。
 

 
ぶどうは、凝縮感を得るため収量を半分くらいに落とし、残したぶどうも半分に切っていくというこだわり。
また、収穫の際は、荷重でぶどうが潰れないよう10キロ容量の小さいバスケットで収穫。
プレスも優しく、エグミなどが出ないように年によっては半分ぐらいのプレスで終わり、エレガントな果汁を抽出。
樽も新樽と2～3回使用したものを使い分けるなどなど、全てにこだわり詰まったフーバーのワイン。大変勉強になる内容でした。
 

ご参加いただいた皆様も、ワインを味わいながら熱心にセミナーを受けてくださいました。

そして、夜は 「日本料理 肉菜 百福様」の素晴らしい料理とフーバーのワインを楽しむ会。
もともと和食との相性のよいドイツワインですが、この日の為に趣向を凝らされた料理と相性は抜群！！お客様も大変ご満足いただけたようです。

ご参加いただいたお客様、日本料理 肉菜 百福の皆様
ユリアン・フーバー氏、フーバー醸造所輸入元・ヘレンベルガー・ホーフの皆様、誠にありがとうございました！

こだわりの詰まったフーバー醸造所のワイン
ぜひ一度お試しください。

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