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さらなる高みを目指して進化中! 福井県「白岳仙」

スタッフブログ 2017.09.15

皆様、こんにちは大和屋酒舗です。

先日、福井の地酒「白岳仙」を醸す福井県にある安本酒造の代表兼杜氏
安本岳史(やすもとたけし)氏がお越しくださいました!

「白岳仙」は、安本氏が実家である安本酒造に戻って
最初に立ち上げたブランドで18年目の造りです。

今回さらに「旨い酒」を求めて酒質を一新され、勉強会が行われました

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■白岳仙が目指す酒

・圧倒的な透明感、雑味のない酒
・芳醇な旨味があるが軽やか
・キレイでキレのある辛口

なんとも贅沢な酒質設計です。
目指す酒のため造り方、設備など大きな変革を進めているとのことでした。

酒蔵としてのテロワールを大切にし、酒米は福井県産を進めていて
「山田錦」にこだわらず、福井県の環境にあった品種を採用。
酵母も酒米にあわせて組み合わせます。水は地下から汲みあげる白山水脈伏流水です。

■造りについて

目指す酒質のためにいいと思うことは全て取り組んでおり、大きな変更は2つ。
(1)酒の搾りを「袋吊り」から「最新のヤブタ」に変更、これにより透明感のある味わいを追求。
(2)麹を瞬間冷凍。菌が一番いい状態で働いてくれるよう温度コントロール。

この他にも、いろいろ試されているそうです。

 

■新バージョンの「白岳仙」!!

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(左側)白岳仙 ひやおろし
酒米:玉栄

・玉栄の特徴である、コクのある旨味
・丸みがありなめらかボリュームがある
・独特の酸があり熟成香も感じら心地いい

ゆっくり熟成され米の旨味が綺麗に出ています。
エッジと透明感を兼ね備えた味わい。
こちらはすでに店頭に並んでます。温めても美味しいです。

 

(右側)10月リリース!白岳仙 純米吟醸 濃醇辛口
酒米:吟のさと

・リンゴ系の甘い香り
・きれいな酸が輪郭をくっきり
・スパッとキレて軽やか
・透明感のある米の旨味が広がります。

香りと味わいのバランスが良く、味わいがしっかりしているので様々な料理を包んでくれます。
冷も美味しく、燗にしても酒質がへこたれることなく旨みが増します。
10月リリースが待ち遠しいです!


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(左)大和屋酒舗・上瀬、(右)白岳仙 安本氏

安本さんコメント
「蔵人は菌がいい働きができるようにするのが役目、無駄なことはしない。
酒造りはやればやるほど、造りたい酒がヒラメき、造るとまた新しい想いが湧いてくる。」

酒造り18年目にしてのこの熱意!
経験に裏付けされた誰にも真似できない酒
これからがますます楽しみです。

安本さん、どうもありがとうございました!!

 

 

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↓ここからはお好きな方だけ

 

■白岳仙と大和屋酒舗とのかかわり

話せば長くなりますが、安本氏とハルヒコ社長は同い年
東京にいたときに知り合い、安本氏が実家に帰り酒造りをすることになり
将来、大和屋で取り扱いをすることを約束。それが実現しました。

■白岳仙の名前の由来

「白」=白山水脈の伏流水を表し
「岳」=安本杜氏のお名前「岳史」からとっています。
「仙」=山のように人が集まって欲しいという願いを込めて

命名はお父様です。

■安本氏の酒造りの礎

東京農大で醸造を勉強され、広島の西条で修行
同期には、日高見、天宝一とそうそうたる銘酒蔵が名を連ねています。
そして、福井といえば「黒龍」。酒造りの最初は、黒龍の方から学ばれたそうです。
今は、自分なりの酒造りに邁進されています。

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