no title、あるいは無題。この言葉から皆様は何を感じますでしょうか？。
本日のブログは、横山がお届けします。

提供する側が何かを明示してしまうと、少なからず受け取る側には何らかの先入観が入り込みますよね。本日ご紹介するお酒は、そんなあらゆる先入観を排除したうえで、無の境地で皆様に飲んでいただきたい美酒です。

今日とは伏見の松本酒造よりお届けする、
澤屋まつもと 守破離 No Title　720ml　2,500円（税別）

現社長の松本保博さんの御子息、長男・圭輔さん、次男・日出彦さんのお二人が両輪となり、伝統が根付く蔵に新たな息吹を注ぎ、今の澤屋まつもとを世に打ち出しています。既に同社の基軸ブランドとなっている、「まつもと守破離」の「守破離」とは仏教用語、あるいは武道や茶道でも用いられる精神世界の言葉です。
人は、自分より秀でた人物から教わる時には、まず教えられたことを忠実に守る「守」の精神が大事です。世の中の先達が学んで来た経験や歴史に対する敬意でもあります。
そして、いつか学んだ師匠を超えたい欲望や、守るばかりでなく自分なりに何かを突破することを求めたくなります。これが「破」です。
そしていつか、歴史の積み重ねの旧価値観や自分が作り上げたと信じる新価値観、そのどちらもどうでも良くなり、世間的な価値観の大小に左右されずに「守」でもない「破」でもない世界へ離陸していく「離」が訪れる。いわば悟りの境地。

僕自身もとても好きな世界観、なかなかまねできないけど。
そして今年出会ったお酒の中でも五本の指に入る秀逸な美酒。限られた本数しかありません、是非今お求めください。そして、皆で一緒に「守破離」の境地を味わいたいです。

澤屋まつもと 守破離 No Title　720ml　2,500円（税別）

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